2018年度 電気学会東京支部神奈川支所 第2回講演会報告
講演会概要
2018年12月11日(火) 15時20分~17時00分
神奈川大学 横浜キャンパス 23号館 301教室
「AIの動向と三菱電機におけるAI技術の取組み」
講師 加藤 嘉明 氏(三菱電機 情報技術総合研究所)
主な聴講者
神奈川大学学生29, 一般参加者2, 神奈川支所関係者9あわせて40名
講演会の様子
2010年ごろから現在の第3次AIブーム(データドリブン型AI)が始まった。華々しい応用例が見られなかった過去2回のブーム(ルール記述式,ニューラルネットワーク)と異なり,今回はデータ規模および計算機資源の充実に基づいた「ビッグデータ分析」「ディープラーニング」といった手法により多くの活用例,成功例がある。
講演では,AIとは何か,学習用タグ付データの重要性,間違った学習結果を導いてしまうノイズありデータの例,人間(の脳)とのエネルギ効率の比較,AIの消費電力抑制方法,最近の動向などについて紹介されるとともに,ビッグデータと馴染まない課題に対して対象に関する知見の活用,三菱電機が取り組むAI技術「Maisart」について紹介された。
AIの活用方法,データの権利の帰属,メリットデメリットなどについて活発に質疑応答が交わされ, AI技術に関心が集まっていることが伺われた。